京都市生まれ。成安造形大学非常勤講師。インターナショナルデザイン研究所で上野伊三郎・リチ夫妻に師事、1964年卒業。企業とライセンス契約を結びデザインを手掛けるなど染色の分野で活躍、｢はじめての型染め｣（文化出版局）等を上梓。1981年、米国・ハワイでの個展を皮きりに、国内外で個展開催・展覧会への出品多数。90年代からファイバーアートやインスタレーションの発表を始める。作品はハンガリー、イギリス、アメリカなどのミュージアムにも収蔵されている。

連載記事を書いてみませんか─｢te｣の編集部からそんな話が持ちかけられました。第一回となる今回は、手工芸に携わるものにとって最も重要な出来事の一つ、ヘムスロイデン100周年を取り上げます。手工芸を伝え、発展させてきた人々の功績なしに今の私たちはありません。日本では織物に興味を持つたくさんの読者が｢ヴェヴマガジネット｣を見つけてくれたことをうれしく思っています。｢ヴェヴマガジネット｣と同じく、テキスタイルの世界を伝えようと熱意を注ぐ｢te｣に携われることに感謝します。

｢ヴェヴマガジネット｣編集長
ティナ・イグネル

｢ヴェヴマガジネット｣編集長。手工芸学校｢ハンドアルベーテッツ・ヴェンネル｣でテキスタイルを専攻。クラフト協会で広報活動に従事したのち、2004年、同誌2代目の編集長に就任。著書に｢TRASMATTOR（裂き布ラグ）｣｢BORJA VAV（織りを始めよう！）｣（共著）などがある。