季刊誌「て」について
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季刊誌「て」について

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糸で描く “Spirit Bear・聖なる熊”
~巨大タペストリーの制作に携わって~ Tamako Takahashi

今年、スウェーデン出身でアメリカで活躍するタペストリー作家、ヘレーナ・ハンマルクさんによる巨大タペストリーの制作プロジェクトが進行。作品は8月に完成し、注文主である米・ミネアポリスの団体事務所に納められました。その制作メンバーとして、日本人ウィーバーの高橋珠子さんが約2カ月間参加。ヘレーナさんが目ざす“織り”による表現、そして伝統をベースに築き上げられたテクニック…。te40に掲載の高橋珠子さんのレポートから、その深い世界を訪ねてみてください。

高橋 珠子   たかはし・たまこ

自由学園女子学部卒業後、スウェーデンに留学、テキスタイル専門学校HV-skolaで3年間学ぶ。アトリエ「アリス・ルンド・テキスタイル」での勤務期間に、ヘレーナ・ハンマルクのタペストリー4点の制作に携わる。その後、ヘレーナのもとで3カ月間の研修を受ける。現在、自由学園工芸研究所勤務。

吉川 紀代子   よしかわ・きよこ

京都市生まれ。デザイン学校を卒業後、手描き友禅の仕事を約20年手掛ける。1987年、ヴォーグ社「クレエの森」ニードルワーク入選、’96年「毛糸だま」“たんとめしあがれ”名コック賞、1998・2000年「家庭画報大賞」審査員特別賞などを受賞。2001年東京・代官山「ヴィラデスト」での個展を皮きりに、パブリックスペースでの作品展示や展覧会への出品を行っている。2002年、作品集「毛糸料理」(東方出版)を刊行。同年1~12月号の「ミマン」(文化出版局)をはじめ「おしゃれ工房」「家庭画報」「創作市場」など雑誌の掲載も多数、デンマークのニット本「ガブストリッケ」でも紹介された。2009年、日本開催の「北欧ニットシンポジウム」で講師を務めるなど、ワークショップ活動も行っている。

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アクセス詳細情報

JR東西線「大阪天満宮駅」、または地下鉄/谷町線/堺筋線「南森町」下車、8番出口階段上る。徒歩1分。
所在地:〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目5-34
電話:06-6353-1649
営業時間:11:00〜18:00
定休日:日、祝、第2・4・5土曜日
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